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国鉄モハ112形直流電動車
JNR Type "MOHA"112 Electric car
▲モハ112-312[横コツ] 来宮駅 2005年3月5日
■モハ112形(233〜)
 モハ112形中間電動車(M'車)で、1973年から製造されたグループである。一部の文献では「0'番台」とも呼称される。初期量産型車との違いは側窓にユニットサッシを採用したことにより、窓割付が異なっている。特に、両車端部を除いて戸袋窓が大型の1枚窓に変更されている点が、外観上大きく異なっている。また、製造当初よりAU75形集中式冷房装置を設置しており(一部は冷房準備工事のみで、後に冷房装置を設置)、中距離普通列車の接客サービス向上を図っている。地上線用として製造されたグループであるが、本グループ以降の地上線用の車両についても、耐火基準は地下線用のA-A基準に沿っている。
▲モハ112-1080[千マリ] 千葉駅 2006年8月15日
■モハ112形(1055〜)
 地下線対応である1000番台改良型の中間電動車(M'車)である。製造当初よりAU75形集中冷房装置を搭載(一部は準備工事施工のみ)し、接客設備の改善によるサービス向上がされている。また、側窓はユニットサッシを使用し窓割付も初期車に比べて変更されている。パンタグラフを装備しているほか、電動発電機(MG)や空気圧縮機(CP)などの補機類を搭載し、モハ113形(M車)とユニットを組む。
 写真のモハ112-1080は幕張車両センターの配置となって、房総各線のローカル運用に使用されていた晩年のもの。かつては15両編成を組んで横須賀線・総武快速線で使用されたが、E217系の増備により転用された。なお、2009年11月に廃車となった。
▲モハ112-5717[近キト] 京都駅 2012年8月6日
■モハ112形(5714・5717・5751・5752・5753・5755・5756・5757)
 JR西日本に継承された113系電車は、高速化改造などによって番台区分が多岐に渡るようになった。これは、同社の経営環境に起因するものと思われ、私鉄との競合が激しい関西地区にあっては、東海道・山陽線のスピードアップは避けられず、なおかつ新型車を大量に増備しようにも財政上難しい面もあり、国鉄から継承した113系電車を120km/h運転に対応させることにより対応することになった。そのため、120km/h運転対応工事施工車には原番号に5000を加算する改番が行われている。
 5700番台はもともとは湖西線開業時に準備された113系電車の耐寒耐雪仕様車である700番台で、性能などは同時期に製造されていた0番台と同一である。しかし、湖西線が多雪地帯であることから客用扉の半自動化など、115系に準じたものとなり、全車がJR西日本に継承された。
 1991年の221系電車の投入により、京阪神地区の東海道・山陽本線の最高運転速度が120km/hに引き上げられることになり、ダイヤ編成上運転の障害にならないために、同地区で使用する113系電車にも1992年に高速化対応改造を施工して5700番台となった。
 さらに、湖西線や草津線などで使用する際に、冬季に架線に付着した霜が問題となったことから、一部の車輌に霜取り用のパンタグラフが増設されている。
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