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国鉄211系直流近郊形電車
JNR Type 211 Electric Car
▲分割民営化直後の東海道本線を東京に向かって走行する211系電車。当時はまだ新鋭車両として、普通鋼車体を持つ湘南色の113系電車が主である中で、いわばスター的存在であった。編成中に連結されるグリーン車も、オリジナルの「平屋」車両が連結されているのが懐かしい。(1987年頃 大井町−大森)
 長きにわたり近郊形電車として製造されてきた113・115系電車に代わり、国鉄がフルモデルチェンジとして1985年から製造を始めたのが211系電車である。
 車体はオールステンレス製で軽量化を実現し、同時にステンレスであることから塗装を省略し、ラインカラーは粘着フィルムを採用するなど、製造コストと保守コストの両方を軽減している。また、制御装置も従来の抵抗制御から、回生ブレーキが使用可能な界磁添加励磁制御を採用、軽量なボルスタレス台車を使用することで、使用電力も軽減させるなど運用コストの削減も実現した。
 近郊形電車として、3ドア・セミクロスシートという従来の構造は継承しつつも、シートは従来の金属製からFRPを多用したものへと変更、バケットシートを採用するなど、アコーモーディションにも改良が加えられている。さらに、付属編成は近郊形電車として初めてロングシートとなり、民営化後の増備車は基本的にロングシート車が増備されている。また、従来の113系は平坦線・暖地用、115系は勾配線・寒冷地用という棲み分けがあったが、211系では細部を変更することで両系列を置き換えることを可能にしている。
 国鉄の分割民営化後もJR東日本とJR東海によって増備が続けられたが、それぞれの使用線区や会社の事情に合わせた仕様に変更された。JR東日本で増備された車両は国鉄時代に製造されたものをほぼそのまま踏襲しているのに対し、JR東海によって増備されたグループは冷房装置や前面窓などに変化が見られる。

■モハ210形直流電動車
■モハ211形直流電動車
■クモハ211形直流制御電動車
■サハ211形直流付随車
■クハ210形直流制御車
■クハ211形直流制御車
■サロ210形直流付随車
■サロ211形直流付随車
■サロ212形直流付随車
■サロ213形直流付随車
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