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国鉄クモハ781形交流制御電動車
JNR Type "KUMOHA"781 Electric Control Cars
▲クモハ781-4[札サウ] 2005年11月22日 札幌駅
■クモハ781形(901)
  1978年に製造された試作車(900番台)の旭川方先頭車となる制御電動車(Mc)である。従来使用されていた485系1500番台の経験をもとに、北海道の厳しい気候に耐えうる設計が各所に施されている。先頭車の形状もその一つで、従来の国鉄特急形電車よりも丸みをもたせたデザインは、厳冬期の着雪を防止するためであった。落成当初には、側窓の一部が開閉式の非常窓となっていたほか、運転台後部には排気口が備えられていたが、量産化改造を施工する際に、側窓はすべて固定窓となり排気口も撤去されている。また、台車ボルスタアンカの取付高さについても、量産車と同一にするなどの改造を受けていた。
 民営化によりJR北海道に継承され、引き続き札幌近郊圏の特急列車をはじめ、快速「エアポート」などに使用された。1992年には利用者増加による乗降時間短縮などを目的としたデッキ及び側扉増設工事を施工した。後継となる789系1000番台の増備と785系の運用変更により置換となり、2007年に廃車され廃区分となった。
▲クモハ781-4[札サウ] 2006年8月6日 旭川駅
■クモハ781形(1-6)
 781系の制御電動車(Mc)である。781系電車は711系電車を基に設計された北海道仕様の特急形電車で、札幌近郊区間で使用することを前提としているため、他の特急形電車とは異なる点が多い。制御電動車が設定されているのもその一つで、当時の北海道総局の意見をできる限り取り入れている。通常、国鉄形の電車であれば電動車を2両1ユニットとする所謂MM'ユニットを構成するのが一般的であったが、781系電車は交流専用であるため、制御方式がサイリスタ位相制御としたことから電動車・付随車をユニットとするMTユニット方式となった。このため、短編成での運用を前提としたことから、制御電動車が設定された。
 主に主電動機と電動発電機、空気圧縮機を搭載し、その他の機器は付随車に搭載されている。また、奇数車でありながら偶数向きに連結されるというのも、781系電車独特のものである。快速「エアポート」の運転開始とともにuシートの設定されたことにより、座席を交換の上「uシート車」となっていた。2007年に全車廃車となり、形式消滅した。
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