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国鉄モハ781形交流電動車
JNR Type "MOHA"781 Electric Cars
▲クハ780-8[札サウ] 2006年8月6日 旭川駅
■クハ780形(1-8)
 モハ781形とユニットを組む、小樽方に連結される制御車(TAc')である。781系電車は電動車と付随車1両ずつを組みMTユニット方式を採用したため、主制御器や電動発電機、空気圧縮機など主要機器は全てクモハ781形またはモハ781形に搭載されている。これは徹底した耐雪設計をによるもので、極力床下に機器を搭載しないという設計思想から、交流電車に必要な主変圧器、主整流器及びパンタグラフなど電源供給に関する設備はすべて付随車に搭載したため、国鉄の営業用車輌としては珍しく、付随車にパンタグラフを搭載しているのはこのためである。
 485系電車など、同時期に製造されていた国鉄特急形電車とほぼ同じ車体構造であるが、特に冬季における北海道特有の厳しい気候に耐え、なおかつ車内の保温性を向上させるために、数々の特殊な装備が施されている。特に先頭車の前面形状は485系電車などと比べると丸みを帯びたもので、これは走行時の着雪を防ぐことを目的としたためである。また、降雪時の視界を確保するために、485系1500番台と同様に運転台屋根上にはシールドビーム灯2個を設置しているほか、全面下部左右に前照灯及び後部標識灯が設置されている。また、最後尾車になった際に運転台窓に着雪して結氷することが多かったことから、これを防止するために運転台屋根上に着雪防止ダクトが追設されている。
 後位側にトイレ・洗面所が設置されており、定員は64名である。合計で8両が製造され札幌運転所に配置、函館本線札幌近郊の特急「いしかり」に使用され、1987年の分割民営化により全車がJR北海道に継承され、引き続き特急「ライラック」などで使用された。
 製造から30年近くが経過し、厳しい気候の中で使用され続けてきたことから老朽化が進行し、2007年に後継となる789系1000番台が製造されたことで、同年10月のダイヤ改正をもって運用離脱。翌11月までに全車廃車となり形式消滅した。
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