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JR貨物 EH200形直流電気機関車 / EH200-23
Japan Freight Railway Company Type EH200 Electric Locomotive
EH200-23 [] 2010.10.6 新鶴見信号場
▲EH200-23 [] 2010年10月6日 新鶴見信号場
 「EH」と名のつく電気機関車は、かつて国鉄が東海道本線の貨物輸送の増強を目指してEH10形を製造・運用していたことがあるが、民営化後になってJR貨物が東北本線を経由する貨物列車の牽引機の効率的な運用と、老朽化するED75形の置き換えを目的にEH500形を開発した。
 EH500形が登場したときには、そのデザインといい、2両連結車体といい、それまでの電気機関車の常識を破るような印象をもったが、このEH200形はデザインが簡単のような気がしてならなかった。それでも、これだけ量数も増え、見かける機会が多くなると、気にならなくなるのが不思議だ。かつて仕事で八王子機関区に行く度に、検修庫や留置線で見かけたEF64形を淘汰した張本人なので、いまだ好きになれないカマなのだが。
 
 中央本線の貨物列車は、勾配が多い区間を走行するためにこれに対応したEF64形0番台の重連運転が常態化していた。しかし、EF64形も製造から30年以上が経ち老朽化も進行していたため、更新工事を施すなど延命して運用していたが、いよいよこれらの置換えることを目的に2001(平成13)年に開発されたのがEH200形である。
 開発にあたっては、EH500形を基本として粘着力と牽引力を確保するために、2車体連結の8軸駆動とした。これは、EF64形が中央本線での貨物運用では、常に重連でなければならなかったが、2車体連結8軸駆動とすることで「単機」での運用を可能にした。これは、重連より単機での牽引とすることで旅客会社への線路使用料を抑えることがねらいである。このことは、先に製造され増備が続くEH500形を同じ発想である。
 EF200形以来のVVVFインバータ制御で、3レベルIGBTインバータを1C8Mとしている。全機が高崎機関区に配置され、塩尻機関区篠ノ井派出のEF64形の重連運用をすべて置き換えた。中央本線や篠ノ井線、しなの鉄道の石油貨物列車を中心に運用されている。また、一部は根岸線・根岸駅や東海道貨物線・川崎貨物駅、高崎線・岡部駅までの運用もある。愛称は「ECO POWER Blue Thunder」。
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